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LogViewerを使ってより快適なテスト環境を作ろう

整えられたテスト環境の必要性

ゲームをビルドしたら実際のデバイスでテストするのは当然のことでしょう。

デバイスで問題が発生すると原因を追跡しなければなりませんが、対象のデバイスが常に開発者の手元にあるはずはなく、デバイスに接続して確認するのと同様に、ログを確認できる環境が整えられたデバイスが必要になります。常に簡単に追跡できる状況を整備しておく必要があります。

LogViewerは、問題となっているデバイスですぐにログを確認し、そのログとデバイスのシステム情報を開発者へメールで伝達することができます。またテスト環境では問題の環境で再現させるため、発生した環境と同じようにデータを操作するケースがあるかと思いますが、ユーザーがAPIを登録できるコマンドとチートキーを入力できるようにし、ゲーム内で直接特定の状況を作成できるように提供しています。

このように、LogViewerは簡単に設定するだけで、テスト環境をより快適に整備することができます。

機能紹介

Console

Unityエディタに接続したり、別途デバッグビルドを作ることなく、ランタイムでログを確認します。

  • Unityコンソールと同様にUnityEngine.Debugのログを呼び出すたびにアップデートされます。
  • カテゴリとフィルタを提供し、希望のログを選択して照会できます。
  • 設定したメールにすべてのログとシステム情報を送信することができ、特定のログを選択・コピーして、開発者が簡単にログを受け取ることができます。

Function

LogViewerでユーザーがゲームを制御することができます。

  • Cheat Key:テキストフィールドに文字列を入力し登録したコールバックで受け取って、Cheat Keyを簡単に実装することができます。
  • Command:必要なAPIを登録してLogViewerで実行できます。

System

現在のデバイス情報とプロジェクトの設定値、ランタイム情報を確認できます。

LogViewerの使い方

インストール

  1. Unity Asset StoreからGame Package Managerをインストールします。
  2. エディタメニューからTools> GPM> Managerを選択します。
  3. サービスリストからLogViewerをインストールします。

プロジェクトにLogViewerを追加・設定

  1. GPM/LogViewer/Prefabs/GpmLogViewer.prefabファイルを現在のシーンに追加します。
  2. 追加したGpmLogViewerオブジェクトにInspectorで必要な設定を行います。

ランタイムでLogViewerを有効にする

ユーザーが指定されたジェスチャーやキーを使用して有効にしたり、ErrorやExceptionが発生した際に自動で有効になります。

  • ユーザーが有効にする方法
    • BackQuoteキーを押して有効にします。
    • Android、iOS – 指5本で1秒間画面をタッチして有効にします。
  • Error、Exceptionタイプのログが発生した場合は、自動で有効になります。

より詳しい内容は、ガイドをご覧ください。

お問い合わせ

GPMが少しでもみなさんのお役に立てられることを願っています。
追加機能のリクエストやイシューはこちらへご連絡ください。
https://github.com/nhn/gpm.unity/issues

NHN Cloud Meetup 編集部

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